7月6日(土)、第21回ITサッカーリーグの第1節がフロンタウン生田で行われた。今大会はIKI、JBS、NSSOLの3チームが出場し、2回戦総当たりリーグ戦で順位が争われる。IKIとJBSによる開幕戦は、前半と後半に1点ずつ奪ったJBSが勝利し、5大会ぶり2度目の優勝に向けて幸先の良いスタートを切った。今節試合のなかったNSSOKは第1試合終了後の交流戦を行い、大会3連覇に向けて順調な仕上がりぶりを見せた。

【開会式】
開幕戦に先駆けて行われた開会式では、今大会の運営委員長を務めるNSSOLの佐々木紘史選手兼監督がマイクの前に立ち、「今大会はチームが少し減ったこともあり、ターニングポイントになる大会だと思っています。運営側としては参加チームの輪を広げていくことを考えていますが、選手の皆さまには、しっかりとプレーでこの大会を盛り上げていただきたいと思います」と呼びかけた。開会式の最後には、佐々木選手兼監督をはじめとする大会役員が各チームの代表者と固い握手を交わし、今大会での健闘を誓った。

【IKI 0-2 JBS】
西牧蓮の２ゴールでJBSが開幕勝利を飾る
今大会第1号ゴールを奪ったのはJBSだった。序盤からボールを支配して試合を優位に進めると、前半終了間際の28分、ゴール前に抜け出した西牧蓮が巧みなループシュートを流し込んだ。「相手が後ろに引いていたので、一発のチャンスを狙っていた」（西牧）。後半に入ってもJBSは攻勢を緩めず、36分に追加点。戸塚拓磨の折り返しを西牧がファーサイドで合わせ、この日2点目をマークした。対するIKIは、第1回大会から連続出場中の司令塔、村関岳志にボールを集めて反撃するも、JBSの堅い守備を崩せず。JBSがそのまま2点のリードを守り切り、開幕戦を白星で飾った。

【交流戦】
昨季王者のNSSOLが4ゴールで大勝
第1試合終了後、今節試合のなかったNSSOLと招待チームによる交流戦が行われた。前半はスコアレスに終わるも、後半にNSSOLの攻撃陣が爆発。レフティーの森太一が華麗な直接FKを決めて先制すると、昨季MVPの矢野将伍が２得点、石倉龍海も1ゴールを奪い、最終的に4-0で快勝した。大会3連覇が懸かるNSSOLの佐々木選手兼監督は「2週間後（第2節）も、この調子でいきたいですね」と話し、順調な仕上がりぶりを感じさせた。