【第33回IPI軟式野球リーグ/第三節】
先端IT関連優良企業6社が、優勝の栄冠を目指す第33回IPI軟式野球リーグ大会第三節が9月6日(土)にさいたま市の大宮けんぽグラウンドで行われた。
日程変更となった影響で、AASが変則的にダブルヘッターとなった第三節。初戦のSCSK戦では、初回の5得点から効率的な攻撃により2桁得点で勝利、さらに2戦目のIKI戦では一挙11得点のビッグイニングを作るなど好調の打線が大爆発。両試合ともに先発投手が1人で投げ抜き、投手陣の層の厚さも感じさせた。また、TDIもSRAに勝利し今季3勝目でAASと同率の2位をキープした。これにより、スケジュール変更により最終節後に1試合を残すJBSの残り試合によっては最終順位も入れ替わることになる。そのため、最終節TDIとAASの直接対決はどちらも負けられない大一番となるだろう。
山本(慈)が109球の熱投!AASがダブルヘッダー初戦を制する
SCSK対AAS
2-10
初回、SCSKは1死三塁のチャンスで3番谷がライトへ犠牲フライを放ち幸先よく1点を先制する。しかしその裏、AASは1番吉原のヒットを皮切りに、打者一巡の猛攻をみせ一挙5得点。立ち上がりでまだ制球が定まらないSCSK先発の國定を攻めたてる。2回にも相手のエラーの間に1点を追加、さらに3回にも宮崎のタイムリー3ベースなどで3点を追加するなどAASは毎回得点を重ねていく。
反撃したいSCSKだが、AAS先発の山本(慈)からヒットを放つものの得点につながらず、3回に稗田のタイムリーで1点を返すも以降は無得点で勝負あり。7回109球、被安打5の粘投をみせた山本(慈)の活躍もあり、2-10でAASが勝利した。
▲AAS3番宮崎選手が3安打3打点の活躍で勝利を呼び寄せる
SRA梶原が特大の一発を放つも空砲に…。TDIが機動力を活かし勝利
TDI対SRA
8-2
序盤からから大きく試合が動いた、TDI対SRAの一戦。初回、TDIは先頭から2者連続の四死球で出塁、ダブルスチールで無死二、三塁のチャンスを作ると3番の新が犠牲フライを放ち先制。さらに、福田の犠牲フライ、池田のタイムリーなどで3点を奪う。その裏、SRAは先頭の末光が左前安打で出塁、盗塁と暴投の間に三塁に進むもののTDIの右翼手・野尻の好プレーなどでピンチを凌ぎ無得点で終わる。
TDIは2回にも松本のタイムリーなどで5点を追加するなど大量得点でSRAを一気に突き放していく。反撃したいSRAは、2回裏に4番の梶原がフェンスを大きく越える特大の2号ソロを放ち1点を返すもTDI先発の芝田が落ち着いたピッチングで後続を打ち取り、最小失点で乗り切った。
その後、SRAは5回に相手の守備の乱れの間に1点を返すも、TDI投手陣を打ち崩せず。8-2でTDIが勝利した。
▲2回裏、レフトへ特大のソロホームランを放つSRA4番梶原選手
▲4回を1安打1失点で投げ抜いたTDI島田投手
片岡、吉原の本塁打で衝撃の11得点!AAS投打が噛み合い大勝
AAS対IKI
14-0
変則的にダブルヘッダーとなったAAS。初戦で2桁得点を挙げた好調の打撃陣に注目が集まった試合は初回からまさかの展開に。
IKI先発の内田が打者2人8球を投げたところで緊急降板。2番手の中屋が無死一、三塁から急遽マウンドにあがるも、3番宮崎にタイムリー2ベースを打たれ先制を許す。しかしながら、後続を断ち切り最小失点で初回を終える。
2回も続投した中屋だが強力AAS打線につかまってしまう。片岡、吉原のランニングホームランを含む6安打の集中攻撃で一挙11得点。衝撃のビッグイニングで、完全にAASが試合の流れをつかむ。
投げてはAAS先発の片岡が7回被安打2無失点と素晴らしい投球をみせIKIをシャットアウト。14-0でAASが勝利した。
▲2回に11点の猛攻を見せたAAS。写真はランニングホームランを放った1番吉原選手と9番片岡選手