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  • 2025/07/04 試合結果
  • 【試合結果】6月28日(土)第33回 IPI軟式野球リーグ 第1節

第33回 IPI軟式野球リーグ第1節の試合結果

2025.06.28(土) 大宮けんぽグラウンド

 

IT戦士達が激闘!エースの好投が目立った開幕戦

 

先端IT関連優良企業6社が、優勝の栄冠を目指す第33回IPI軟式野球リーグ大会が6月28日(土)にさいたま市の大宮けんぽグラウンドで行われた。

全3試合、すべてが7回まで進行するテンポの良い投手戦が目立った開幕節。勝利したのはTDI、AAS、JBSの各チーム。AASはエース山本(慈)が一人で投げ抜き完封勝利。TDIは最終回まで得点が入らない緊迫した展開の中、劇的なサヨナラ犠牲フライでの決着。昨年の王者JBSは相手のミスを突き終盤での逆転となるなど、非常に見どころ多い試合が続いた。

例年よりも各チームの実力差が均衡しているようにみえた、今季のIPI軟式野球リーグ大会。好投手も多く大量得点が見込めないゲーム展開が予想されるため、各チームどれだけ堅実な守備で点を与えないかが勝利の鍵になりそうだ。

 

開会式

第1試合終了後、全6社が参加して行われた開会式では日本ビジネスシステムズ株式会社 代表取締役社長 牧田 幸弘氏が選手を前に挨拶を実施。「IPIスポーツリーグの根幹となっているのが野球です」と語った他、各社協賛スポンサーへの感謝を述べ「多数のサポートにふさわしい白熱した試合展開を期待しています」と選手たちを激励した。

▲開会式で選手に激励を送る牧田 幸弘大会会長(日本ビジネスシステムズ株式会社 代表取締役社長)

 

▲今大会はJBS、IKI、TDI、AAS、SCSK、SARの6社でリーグ戦を行う

 

また選手を代表して、SRAの橋本 礼彦 主将が選手宣誓。「今日のような暑い日の中でも、暑さを吹き飛ばすような熱いプレイをみせたい。昨年より一球速報が導入されるなどITの発展をより身近に感じられるようになったが、変わらないのは感謝の心。リーグに携わる全ての人に感謝の心を持ち続け、熱いプレイで感謝を表現したいです」と力強く語った。

▲力強い選手宣誓を行ったSRAの橋本 礼彦主将

 

AAS対SRA

2-0

94球の快投!山本慈恵人の完封劇でAASが2年連続初戦勝利

 

両チームの好投手がぶつかり合う投手戦となったAAS対SRAの一戦。両軍とも1回は得点には至らず、静かな立ち上がりをみせる。2回にはAASが四死球で無死一、二塁と攻め立てるも、丸岡が三者連続三振を奪い無得点に抑える。一方、SRAも2回裏に失策でチャンスを得たが、山本(慈)が粘投をみせ無失点。互いの投手が主導権を譲らぬ緊迫の展開となった。

▲最後まで粘りの力投を見せたSRA 丸岡投手

▲完封劇を演じたAASの山本投手

 

試合が動いたのは3回。AASは四球と盗塁・捕逸などで無死三塁の好機を作ると、4番・片岡が中前適時打を放ち1点を先制する。さらに5回、投手の悪送球や内野手の失策など、SRA守備陣の乱れを突くと、AAS片山がの打球は強烈なスピンがかかり投内野安打となりで1点を追加。SRAにとっては不運な形での失点となってしまった。

▲先制打を放ったAASの片岡選手

 

なんとか追いつきたいSRAは6回裏、好投を続ける丸岡が打撃でも貢献、左二塁打で得点機を迎える。しかし、AAS山本(慈)が冷静な投球で無失点に切り抜ける。最終回も無死一、二塁のピンチを背負ったが、佐藤の一飛、並木の二ゴロ併殺で試合終了。2-0でAASが接戦を制し、2年連続で初戦白星発進となった。

 

SCSK対TDI

0-1

櫻井・島田の熱投が光る|投手戦を制したTDI、早崎の中犠飛でサヨナラ勝利

 

TDI対SCSKの一戦は、TDI・島田、SCSK・櫻井 両軍投手による白熱の投手戦となった。互いに序盤から三振を奪い、テンポの良い試合展開となったこの試合。SCSKは3回表に2死から2本の安打で走者を得点圏に進めるも、島田が後続を断ち無失点。その裏、TDIも新の右二塁打や暴投でチャンスを迎えるが、櫻井が粘りの投球で得点を許さなかった。

▲6回奪三振8の好投で勝利を呼び込んだTDIの島田投手

▲6回被安打1の好投を見せたSCSKの櫻井投手

 

4〜6回も両軍の投手が好投を続け、試合は緊張感を保ったまま進行。SCSKは内堀の出塁や橋本の盗塁で攻めたが、あと一本が出ず。TDIも四球や失策、死球で走者を溜めるも、好機での凡退が続いた。

そして迎えた最終回。TDIはリリーフの新がSCSK打線を三者凡退に抑えるとその裏、四球で出塁した齋藤が2つの暴投の間に三塁まで進むと、1番の早崎が中堅へ決勝の犠牲フライを放ちゲームセット。TDIが初戦を劇的なサヨナラ勝ちで飾った。

▲サヨナラ犠牲フライを放ったTDI早崎選手

 

 

JBS対IKI

0-1

終盤に大逆転!寺島が4回パーフェクトリリーフでJBS が勝利3連覇に向け視界良好

 

両チーム譲らぬ展開のシーソーゲームとなった、JBS対 IKIの一戦。先制したのはIKI。2回に長谷川の出塁から捕手と投手の連係ミスで1点を奪うと、続く3回には四球・牽制ミス・暴投などJBS守備陣が乱れ、1死三塁の得点機に冨屋が適時打を放ち2点目を追加する。

▲適時打を放ったIKI冨屋選手

 

一方のJBSは4回、四球と死球で1死一・二塁とし、雑賀の遊ゴロの間に1点を返す。さらに5回には、勝俣のバントヒットと暴投で同点に追いつき試合は振り出しに。

▲同点の足掛かりとなるバントヒットを決めたJBS勝俣選手

 

再び試合が動いたのは6回、JBSは内野安打と盗塁で無死二・三塁のチャンスを作り、雑賀が放った打球をセカンドがファインプレイで好捕するもその間に1点を勝ち越すと、続く井手の三ゴロの送球が失策となり4点目を加えリードを広げる。投げては4回から2番手として登板した寺島が、4回無失点のパーフェクトピッチングでIKI打線の勢いを止め勝負あり。4-2でJBSが勝利し、3連覇に向けて幸先の良いスタートを切った。

▲好守備を見せるIKI冨屋選手

▲4回無失点の好投でチームを勝利に導いたJBS寺島投手